前回、RedMountainで行われたFWQ2⋆の大会に参戦した古谷大地。
初めての海外での大会は悔しい結果となったが、周りのレベルの高さを目の当たりにして刺激を受けつつも、自分の滑りも十分通用する手応えと上位も狙える可能性が見えていた。(大会の詳細はEp.5を読んでみてください。)
そして、続くKicking Horse FWQ2*へ参戦することとなる。
古谷大地 ふるやだいち
<Instagram @daichi_furuya >
2001年生まれ ニセコ在住
小学生の頃にモーグル競技を3年程経験し、その後中学生の頃に地元のニセコモイワスキー場でフリースキーのキャンプイベントに参加してフリースキーの魅力を知る。
現在はニセコを拠点にフリーライドスキーをメインに大会を転戦し、BONZ crewの仲間達と共に撮影活動を行う。
戦績
2018年 Japan Freeride Open Jr.部門優勝
2019年 JFO Jr.部門2位 Open部門4位
2020年 JFO Jr.部門優勝 Open部門5位
2021年 FWQ HAKUBA 10位 JFO Open部門3位
2022年 FWQ ARAI 10位. FWQ HAKUBA 9位
2023年 FWQ Red Mountain 20位
古谷大地のカナダ修行 Ep.6
-Kicking Horse FWQ2*-
2023年2月12日から17日にかけてKicking Horse Mountain Resortというスキー場で行われたFWQ2*と4*の大会に参戦してきました。
今回は2*の様子を記していきたいと思います。
Kicking Horse Mountain Resortはレベルストークから車で東に約2時間ほどのところに位置しています。
12日は受付を済ませてホテルへ行き、メールで送られてきた大会斜面の写真を見ながらラインのイメージを膨らまして就寝。
2月13日
コンデション
・天候は晴れor曇り
・夜の間に雪が降ったみたいで斜面状況は10cmほどのパウダー!(おそらく今シーズンの大会の中で一番いい条件)
朝8時にリフトに乗ってコースインスペクションへ。
上に着くとレベルストークはまた違った山の壮大な景色に感動しました。
写真ではスケール間が伝わらないのが難しいところ(笑)。
今回もオンインスペクションで自分のラインを決めることができました。
写真は大会斜面を上と下から見た様子。斜面状況としては斜面が急な部分は雪付きが悪くて雪が薄く、所々岩が出ている様子。
今日は天気が良いのでガスの心配はなさそうなので安心(笑)。
自分のラインも決まってイメージを作っていると友達から「今日は頭が下になるトリックは禁止らしいよ」と言われました。バックフリップをする予定だったので「え、マジ!?」となりました(笑)。どうやら朝のミーティングで言われていたそうです。言語の壁(笑)。スタートする前に教えてもらえたので良かった。
今回のスタートは男子スキーの17番目。
自分の番まで回ってきたので気持ちを整えてドロップイン。
プランとしては大きめの岩で360をするのをメインにしてその前半と後半を丁寧にミスなくつなぐライン取りにしました。
前半を丁寧につなぎ、360へ。思っていたよりも少し飛んで着地でバックシート(お尻や背中を雪面につけること)になってしまい乱れてしまいましたがすぐに立て直してゴールへ。ゴールでは盛り上がってくれた様子。
着地のバックシートでどのくらい減点されているのか気になりながら他の選手の滑りを観戦。
全選手が滑り終わると表彰式まで待機。
自分の予想では、着地のバックシートが大きかったのでそこで大きく減点されていると思ったので20位くらいかな~と予想していました。
案の定結果は22位。表彰式が終わるとジャッジに話を聞ける時間があったので聞きに行ってみることに。
ジャッジによると、「360はめっちゃ飛んでて良かった。すぐに立て直したけど着地のバックシートが大きかったからそこで大きく減点されたね。」という内容を聞いて自分でも思っていたことだったので素直にこの順位には納得できました。また、「もちろんでっかい一発を狙って勝ちにいくのもいいと思う、だけどそれにはリスクもついてくるから上位を目指すのであれば、そんなに大きくなくても着地をクリーンに決めて、全体を通してミスなく滑ってくるのも大事だよ」というアドバイスも言ってくれました。
またすぐにKickingHorseで4*の大会があるのでこのアドバイスを参考にしてみたいと思います。
今回のランの様子はこちらです。
https://www.instagram.com/p/Coq8AbaL3Re/?utm_source=ig_web_copy_link