古谷大地のカナダ修行 Ep.4

古谷大地のカナダ修行 Ep.4

 

レベルストークでは、最高気温が-20度、日によっては-30度近くまで下がる日も。試しにスキー場に行ってみるも寒すぎて板が滑らなかったり、ある時は、帰って鏡を見てみると鼻が凍傷になっていたことも、、ニセコを拠点にしている古谷大地も滅多に経験しない自然の偉大さと厳しさを経験した。

そんな環境とは裏腹に、とある晴れた日は澄み切った空気が気持ちよかった。荘厳な雲海を目に焼き付けながら、これから始まるFWQ2⋆の大会に向けて調整を続けていた。

古谷大地 ふるやだいち  

<Instagram  @daichi_furuya  >

2001年生まれ ニセコ在住

小学生の頃にモーグル競技を3年程経験し、その後中学生の頃に地元のニセコモイワスキー場でフリースキーのキャンプイベントに参加してフリースキーの魅力を知る。

現在はニセコを拠点にフリーライドスキーをメインに大会を転戦し、BONZ crewの仲間達と共に撮影活動を行う。

戦績

2018 Japan Freeride Open Jr.部門優勝

2019 JFO Jr.部門2 Open部門4

2020 JFO Jr.部門優勝 Open部門5

2021 FWQ HAKUBA 10 JFO Open部門3

2022 FWQ ARAI 10. FWQ HAKUBA 9

 

古谷大地のカナダ修行  Ep.4

-今シーズン最初の大会-

2023年1月23日、レベルストークで行われたFWQ2⋆の大会に参戦しました。

コンディション

・1週間近く降雪がない硬い下地の上に前日の夜2㎝程の降雪(上サラサラの下はガチガチ)

・天候は曇り

 

朝8時ゴンドラに乗車して上まで移動。

上に着いてみるとガスで何も見えない。。。

そんな中9時からインスペクション開始。今回は実際にコースに入ることができるオンインスペクションでした。

 

写真はインスペクション中の様子。

10時にインスペクションが終わると女子スノーボードから競技が始まる予定でしたがガスで視界が悪いので回復するまで待つことに。

僕たちはまだスタートまで時間があったので下のレストランで待機することに。

しかし、いくら待っても競技開始のメールが来ない。。。

外に出てみてもガスが抜ける様子も見られない。。。

待つこと約4時間後、今日の大会は明日に延期するとのメールが来ました。待ち疲れした僕たちは即下山。

明日は晴れますようにと願って今日は就寝。

 

翌日の1月24日。

コンディション

・朝までに5cmほどの降雪。

・天候は晴れ!

 

朝8時ゴンドラに乗車して上までいくと太陽が出ていてクリアな視界!周りを見るとみんなテンションが上がっている様子(笑)。

今日は昨日よりも降雪があったこともあってアバランチのために大会斜面が開くまで時間があるということなので少し滑ることに。

朝一の誰も滑っていないピステンバーンの上に5,6cmのパウダーが乗ったグルーミングは極上でした。

コースが開くと今日もまたコースインスペクションを行いました。

 

                 

昨日とは打って変わって上からも下からも見やすい!

自分のラインも決まって今シーズン最初の大会ということもあって緊張感が高まってきたところ、女子スノーボードから競技が開始しました。

しかし、女子スノーボーダーの3番目が滑り終わったころなんとまた上からガスが下りてきてしまいました。ここで一旦競技をストップして天候の回復を待つことに。。。

数時間後、少し見えるようになったということで競技再開しましたが、視界は相変わらず悪く、下からだと上まで見えない状態。

何度か競技を止めたりするのを繰り返しながら最後のカテゴリーの男子スキーまで回ってきました。しかし男子スキーの7番目が滑り終わった頃、ガスがまたさらに濃くなってしまい競技は一時中断。

 

写真はスタートからの様子。木より奥が全く見えない状態。。。

この時もうすでに時間がおしていて運営側もピリついている様子。

上で待機すること1時間ほどたったころ、今日も大会は中止との連絡が来ました。。。

皆がっかりした様子で下山。天候はしょうがないと思いながらも大会が中止になったのは初めての経験だったので不完全燃焼の結果となってしまった初戦でした。

 

ブログに戻る