防水ジャケットって本当に必要?
天気が急変したとき、上に何か1枚羽織るだけでも雨や雪は防げますよね。でも、それはほんの少しの間だけ。生地が濡れきってしまうと、せっかくの保温性や体を守る役割もあっという間に失われてしまいます。
そこで活躍するのが防水ジャケットです。
雨や雪をしっかり防いで体をドライに保つことで冷えを防ぎ、アウトドアでの時間をより長く、快適に楽しむことができます。
防水ジャケットには用途に合わせて様々な種類があります。あなたの目的にぴったりの一着はどれなのか、一緒に見ていきましょう。

どのくらいの防水性が必要?
雨と言っても、一瞬の通り雨から何日も続く大雨まで様々。また、外にどれくらい滞在するのか、どんなアクティビティをするのかによっても必要なスペックは変わってきます。
Water-resistant vs. waterproof
「耐水」と「防水」の違い
耐水(Water-resistant): 通気性が良く、軽い雨なら弾いてくれます。ただし、雨が強くなったり長引いたりすると水が染み込んできます。
防水(Waterproof): 大雨や雪、長時間の濡れから完全に体を守る強力なバリア。過酷な天候でも体をドライに保つ絶対的な基準です。
耐水圧(防水性の強さ)の目安
防水ジャケットの中でも、用途によって適したレベルがあります。「耐水圧(mm)」という数値が高いほど、防水性が高くなります。
0-5,000 mm 小雨、短時間のお出かけ、基本は晴れの日
6-10,000 mm 弱い雨、普通の雪、軽い負荷
11-15,000 mm 本降りの雨、大雪、中程度の負荷
16-20,000 mm 大雨、湿った雪、長時間の外出
20,000 mm + 大雨、湿った雪、過酷な環境
レイヤー(生地の層)も重要
防水性だけでなく、ジャケットの構造も大きな役割を果たします。ウェアがいくつの生地の層(レイヤー)でできているかによって、耐久性や軽さ、着心地が変わり、様々な環境や動きへの対応力が決まってきます。
2 Layers
2層構造のシェルジャケットは表地とメンブレン(防水透湿膜)が一体化された生地で作られており、内側のメンブレンを摩擦から守るために独立したメッシュ裏地などが付けられていることや、中綿が入っていることもあります。

2.5 Layers
2.5層構造のシェルジャケットは、2層構造のメンブレン(防水透湿膜)の内側に特殊なプリントや極薄のコーティングを施すことで「0.5層」を追加しており、メンブレンの耐久性や汗に対する強さを高めて快適な肌触りを実現しつつ、独立した裏地を省けるためジャケット全体の重量を軽くできるのが特徴です。

3 Layers
3層構造のシェルジャケットは、表地、メンブレン(防水透湿膜)、そしてメンブレンを保護する裏地の3つを完全に圧着し、1枚の生地として一体化させているのが特徴です。ひとくちに3層構造といっても使われる技術や素材は幅広く、軽さや透湿性、しなやかさを追求したモデルもあれば、過酷な環境でのハードな使用を想定した頑丈でタフなモデルまで多種多様に存在します。
シェルジャケットの選択は、「天候(降水量・風の強さ)」と「活動量(発汗量)」の組み合わせによって決まります。

気温の高い日のデイハイクに適したシェル
暖かく晴れた季節のハイキングでは、完全な防水性よりも「通気性」を優先するのがポイントです。気温が高く汗をかきやすいため、ウェア内を涼しく保つ透湿性が何よりも重要になります。
そこでおすすめなのが、小雨を弾くDWR(耐久撥水)加工が施された、通気性の高い軽量ジャケットです。例えば「Solis Zip Off Jacket」のように、気温に合わせて袖を取り外せるデザインなら、さらに柔軟な体温調節が可能になります。

日常の雨の日に
一日中降り続く雨の中での外出でも、中程度の雨をしっかり防ぐ耐水圧15,000mmの機能性と普段着に自然に馴染むデザインを兼ね備えた「Breeze PROOF Jacket」があれば、天候に左右されず予定通りに快適な一日を過ごせます。

数日間のトレッキング
数日間にわたるトレッキングにおいて、大雨にも耐える耐水圧20,000mmの防水性と、天候の変化に合わせて素早くバックパックに出し入れできる2.5層構造の軽量パッカブル仕様を兼ね備えた「L.I.M Airak 2.5L Jacket」は、長旅を身軽かつ快適にサポートする頼れる一着です。

過酷な高山への挑戦
天候が予測不能となる森林限界を越えた過酷な環境下において、大雨や湿った雪から確実に身を守る耐水圧28,000mmの圧倒的なプロテクションで体をドライに保つ
「Spitz GTX Pro II Jacket」は、本格的な登山で真価を発揮する確りとした一着です。



