ワシントン州が誇る名峰・マウントレーニアへ

つづいて向かったのはシアトルを代表する山、「Mt.Rainier PARADISE 」です。その山容から、日系人に「タコマ富士」と呼ばれることも。こちらでもデイハイクを楽しみました。静かなノースカスケードとは異なり、観光客がひしめく人気エリア。それもそのはず、散歩程度のハイクでこんな絶景を見ることができるんのです。

2時間ほど歩けば氷河を直近に見られるビューポイントに到着。アルパイン装備で山頂を目指すのも面白そうです。

観光地だからと侮るなかれ。ループトレイルを歩けば、そこそこ距離もあり十分に満足できました。
幻想的なクイノルトの雨林
最後は、ワシントン州西部にある「Olympic National Park / Quinault」 へ。多雨なため、シダや苔といった緑に覆われ、温帯雨林と呼ばれる森が広がっています。アメリカというとドライな荒野をイメージするかもしれませんが、しっとりとした森もあるのです。

こちらもデイハイクコースがいくつもあり、手軽ながらディープなハイキングが楽しめました。天気は雨予報ということで、レインウェア「L.I.M Airak 2,5L Jacket Women」を着用。防水透湿機能を備えたスタンダードなレインウェアです。

機能性もさることながら、しなやかな着心地が魅力。近年は軽量で薄手のレインウェアも多くありますが、雨と風に見舞われると肌にピタッと張り付いて、濡れなくても寒さが伝わってきてしまうことも。多少、生地にコシがあるほうが防寒面でもメリットがあるように思います。

とはいえ軽量(ウイメンズMサイズで300gほど)なので、バックパックにお守りとして入れておいても苦にはならない重さです。フードまわりの設計もよくできていて、しっかりと雨風を防いでくれます。透湿性もあるので、雨に降られなくてもウインドシェル的に使うことも可能。インサレーションジャケットなどと組み合わせれば防寒性を高めることができます。

携行時はバックパックにくくりつけていました。幸い雨に降られることはほとんどなく、出番は少なかったのですが、レインウェアは登山の必携品のひとつ。お忘れなく!

肝心のクイノルトの森ですが、木々にまとわりついた苔が幽玄な雰囲気を醸し出していました。ちなみに、日本の白神山地も温帯雨林なのだそう。

レインパンツは「L.I.M Airak 2,5L Pant Women」を。素材に「PERTEX Shield Revolve」を使用し、十分な防水透湿性を備えるとともに、腰回りのフィット感の調整がゴム仕様だったりジッパーをなくしていたりとシンプルな設計にしているため、コンパクトに携行可能。

裾にはドローコードがついているので絞り具合を調整できます。ハイカットのシューズであれば隙間をなくすことができるので水の侵入をしっかり防ぐことができます。こちらも軽量なのでウインドシェル的な使い方もOKです。

駆け足でのご紹介となってしまいましたが、ワシントン州の山旅の様子をお届けしました。日本からシアトルまで直行便が運行していますし、スターバックスのような馴染みの深い企業も多く(イチローさんが活躍したマリナーズもシアトルです)、はじめてのアメリカ旅にもオススメな場所です。
またご紹介したウェアは日本の山、とくにこれからのシーズンに活躍するものばかり。UPLNDおよびホグロフスの店頭でも展開中ですので、手にとってチェックしてみてください。


