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アウトドアの聖地・シャモニーをめぐる旅

アウトドアの聖地・シャモニーをめぐる旅

フランス東部の山岳リゾートの街として知られるシャモニー。スイスとイタリアとの国境にほど近く、西ヨーロッパ最高峰・モンブラン(標高4,810m)はじめとするアルプスの山々が眼前に立ちはだかる。山岳文化を生み出した険しい山々に抱かれたフィールドは、アルパインクライミングをはじめ、ロッククライミングやハイキング、MTB、そして冬にはスノーアクティビティの場として、ヨーロッパだけでなく世界中からアウトドアマンたちが集う、まさに聖地のような場所だ。

スイス・ジュネーブからバスに揺られること1時間半。まるでおとぎ話に出てきそうなクラシックな建物がひしめくシャモニーの街にたどり着いた。万年雪をたたえたモンブラン山塊が街を見守るように聳えている。空にはパラグライダーが舞い、リゾートには似つかわしくない泥まみれのランナーやギアを携えたクライマーが行き交う。これほど多種多様なアウトドアアクティビティを楽しむ者が共存する街はそう多くはないだろう。

シャモニーは、はじめて訪れる旅行者にとっても、さまざまな自然体験を提供してくれる。ロープウェイを使えばあっという間に雪山の世界へとアクセスできる。「正午の時計の針」の意をもつエギーユ・ドゥ・ミディ(3,842m)は、モンブランの登山口として、またヨーロッパアルプスの景観を手軽に味わえる場所として万人に開かれている。

 

夏とはいえ、標高4,000m近くまで上がるのであれば防寒着は欠かせない。麓の街が30℃近くあったとしても、そこは氷河が広がる氷の世界なのだ。

 

ハイキング装備を持っていれば、峻険な山々を眺めながら山を歩くこともできる。雄大なヨーロッパの景色を楽しむなら、エギーユ・ドゥ・ミディ行きのロープウェイを途中下車し、ハイキングコースを散策するのがオススメだ。

 

Locations:

 ロープウェイ乗り場

https://maps.app.goo.gl/7R2xt1NJvrCHv13P9

 ハイキングポイント

https://maps.app.goo.gl/cSHZ2w72u7Hvwa5R6

 

レンタカーがあるのなら、国境を越えてスイス方面に足を伸ばしてみるのもいい。モンブラン山の周囲をぐるっと歩く170kmのロングトレイル・TMB(Tour du Mont Blanc)上にある街、山ペックスは小さな湖のほとりの街。シャモニーと比べてこじんまりとした田舎町という印象だが、TMBを歩くハイカーの姿も多く、ハイキングカルチャーを味わいたいのであればこちらもオススメ。周辺にはデイハイクコースが充実しており、ビジターセンターで地図をもらうといい。半日程度のデイハイクを楽しむこともできる。

 

Locations:

Office du Tourisme de Champex-Lac(ビジターセンター)

https://maps.app.goo.gl/7QLnCEfTfxZJ2mgf7

 Le Belvédère

https://maps.app.goo.gl/wLusjW7QLCqRmiF77

 

 今回の旅で使用したバックパックは〈Ramverk Backpack 21L〉。着替えやハイキングギアはキャリーケースにまとめ、機動力のある撮影にはバックパックをセレクト。専用のインナーにカメラとレンズを収めておけば、アウトドアでも街でもスムーズに撮影ができる。

このタイプのバックパックを使う際にぜひとも試していただきたいのが、トップのポケットをサブカメラの定位置にしてみること。本体を開けることなくカメラにアクセスできるので、移動中でも瞬時にスナップができる。

ケーブル類やメモリーカード、パスポートなどの貴重品はフラップ部分のポケットに。ポケットが細かく設定されているので用途別に分類して収納することもできる。

10日ほどシャモニーに滞在し、東京への経由地であるパリへ。どっぷりと山岳文化に浸ったあとの街は、同じ国とはいえ異世界に来たのかと思ってしまう。地下鉄を乗り継ぎ、セーヌ川沿いを歩き、古きと新しきが混在する街を歩く。アウトドアフィールドと同じ機動力で撮影ができるのは〈Ramverk Backpack 21L〉ならでは。アウトドア用のカメラバッグとは思えない洗練されたデザインも魅力ではかなろうか。インナーを入れ替えれば、どんな旅でも撮影でも対応できる。コロナ禍が収束に向かい、世界への扉がふたたび開かれた今。新しい旅の相棒になってくれるだろう。

 Ramverk Backpack 21L ランマク バックパック 21L

通常価格 ¥35,200

https://uplnd.com/products/2107db0000352

 

Photo・Text / Kosuke Kobayashi

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